をするない


「……あっくん!!」付添い用のベッドに浅く腰掛けて、あっくんは音羽に顔を向け泣きぬれていた。
深く澄んだ海の色dermes 價錢にも似た、濃い緑の瞳が涙で溺れそうになっていた。
音羽を見るなり、小さく頭を振ってあっくんは脇をすり抜け、その場から逃げ出そうとする。音羽はあっくんを難なく捕まえ、やっと思うさま抱き締めた。
どこかにぽかりと空いた喪失の感覚が、あっという間に満たされてゆくのを感じた。ほんの短い時間関わっただけなのに、とうに運命の半身だと気づいていた。

「あっくん……。やっと見つけた。会いたかった……。愛してる。」

「……あぁ……。」

あっくん、上田厚志は、音羽の言葉を聞き、その場にくたりと崩れ落ちてしまった。やっとの思いで諦めようとした大好きな音羽が、自分を求めてこの場にいるのが信じられなかった。
勿論、あっくんも決して諦めたりはできなかったのだけど……。

「愛しているは、おまじのdermes 價錢言葉だね。あっくん。力が抜けちゃった?」

音羽の言葉は、優しい。

「ど、どうして……?もう、逢えないと思って居たのに……。おにいちゃん……。あっくんは、優しかったお兄ちゃんに一目だけ会いたかったから、思い切って東京に行きました。約束通り、綺麗になったから……みんなが綺麗だって言ってくれるようになったから、会いに行けたの……。大学で秋月博士に会って話うちに、だったら会わせてあげるよって言って下さいました。」

「うん。あのほわほわのひよこ頭が、あっくんだったんだな。驚いたよ、本当に見違えたよ。あっくんは、みにくいあひるの子だったんだな。すごく……すごく綺麗になったね。」

大人になったみにくいあひるの子は、やっと大好きな人の胸に抱かれて幸せの涙を流しました。めでたし、めでたし……。
じゃなく。

「あっくん、ロボットとかに興味があったのか?兄貴が教鞭を取ってたのって、ロボット工学you beauty 美容中心だろう?」