元気にあるくら朔良


「どうせ見てないだろうと思ったから、朝一できたんだよ。夕べ、織田先輩と少しだけ話が出来たんだ。皆が心配してるneostrata 果酸だろうからって言ってた。織田先輩らしいよな。」

「うん。」

「しばらく入院した織田朔良の傍に居るから、里流に伝えてくれって言ってた。メールをしようと思ったけど、やりかけた事もあるし会ってきちんと話をするって。何かさ……織田朔良の怪我って深刻らしいんだ。詳しく聞いたわけじゃないけど。」

「そう……」

「学校に来たら、部室に来てくれって織田先輩からの伝言だ。あのさ……」

「ん?」

「何を言われても泣くなよ?話なら聞いてやるから。……おい!里流!」

沢口の言葉には答えずに、里流は横をすり抜けて走り出した。少しでも早く、彩に会いたかった。

*****

たった1日しか経っていないのに、久しぶりに会う気がする。
真っ直ぐに部室へと向かった里流は、息を整えて彩の前に立った。努めて平静を装った。

「おはようございます。」

「心配させたみたいだな。」

「彩さんは大丈夫HKUE 呃人なんですか?あの、怪我とかは……」
の怪我に比べればこのくらい何ともないよ。」

織田朔良の名前が出て、やっと里流は気付く。深刻だと言う朔良の怪我を、彩がどれほど重く感じているか……

「沢口に伝言を頼んだんだ。直接電話をしようと思ったんだが、考えが上手くまとまらなくてどうしてもできなかった。俺は……これから先、朔良がなるまで自分の事を考えるのを止めようと思う。」


「それは……責任を感じているから?」

「そういうことだ。朔良の両親は不可抗力だって許してくれたけど、今回の事故は間違いなく俺のせいで起こったんだ。不運が重なったと言えば、そうなんだろうけど過失の言い訳をする気はない。朔良には元の生活を取り戻すのは難しいそうだ。あいつには、もう一生ハイジャンプはできないし、まともに歩けるようになるかどうかもわからない。俺にはどう謝っていいのかさえわからない。」

そして里流が思った通りの言葉を、彩は口にした。

「俺はこれから朔良を支えようと思う。リハビリは酷い苦痛を伴頸紋うらしいんだ。あいつは弱いから、きっと一人では立ち向かえない。」